使用上の注意
使用上の注意
・吸着ナノパッドは柔らかい素材でできています。レンズを剥がす際や、セロハンテープ等でメンテナンスする際はゆっくりと剥がして下さい。勢いよく剥がすと、吸着ナノパッドが剥がれる恐れがあります。
・小さなお子様が誤って飲み込まないように、お子様の手の届かないところに保管して下さい。
・レンズはポリカーボネートでできているため、アルコール等の薬品には近づけないで下さい。またレンズが汚れたまま布などでふき取るとレンズに傷がつくため、綺麗にする場合は真水で軽く洗い流した後、自然乾燥させて下さい。
・傷や紛失を防止するため、レンズはスマホに装着したままにせず、使用していない時はケースに保管して下さい。
使い方

全レンズ共通の使い方
★レンズ装着のコツ
①カメラアプリは、「カメラ固定&常時点灯できるアプリ」を使用します(詳しくはこちらをご確認ください)。
②レンズ装着のコツ その1「ライトを点灯する」

②レンズ装着のコツ その2「レンズを専用ケースに置く」

③レンズ装着のコツ その2「スマホの端を地面に固定」

④スマホを少しずつ近づけながらレンズが中心に来るように近づけます。中心から外れたら装着をやり直します。

「レンズ装着のコツ」を動画で確認
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★フォーカススタンドの使い方
顕微鏡レンズはピント合わせが非常にシビアなため、フォーカススタンドの使用をおすすめします
①枠からパーツを取り外し、茶色い保護シールを剥がします(パーツを取り外す際は、割れないように慎重に行って下さい)

②下画像は組み立て後のフォーカススタンドです。

※フォーカススタンドが滑る場合
スタンドにマスキングテープを貼る事で滑り止めになりますので、お試しください(上画像参照)。
③フォーカススタンドは高さを二段階で調整可能です。お使いのレンズや条件に合わせて使い分けて下さい。

「フォーカススタンドの使い方」を動画で確認
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★ミクロハンターキットLiteの使い方
ミクロハンターレンズの撮影距離は、X30で約4mm、X100で約0.2mmとなります。そのため、特に撮影距離の短いX100では撮影物とレンズがくっつくほど近距離で撮影する必要があります。
★ミクロハンターキットPLの使い方
クロスニコル(直交ニコル)とオープンニコル(平行ニコル)の具体的な違いは下記サイトが参考になります。
→「偏光顕微鏡での観察」
レンズの使い分け
レンズの使い分け

★X100とX100Pの違い(詳しく)
綺麗に撮影するコツ
綺麗に撮影するコツ
ミクロハンターで撮影する際の3つのポイントをお伝えいたします。
・なるべく明るく撮影
・スマホを安定させて撮影
・観察対象に対して平行に撮影
1.なるべく明るく撮影

明るいほど、ノイズが少なく、画像が鮮明になります。専用ケースを使用することで、ライトの透過光(観察物の裏側からの光)が加わり明るく撮影する事が可能です。
※専用ケースはラベル面を下にして下さい。
2.スマホを安定させて撮影

特に X100 や X100P はピント合わせがシビアです。なるべくフォーカススタンドを使って下さい。
※フォーカススタンドが使えない環境で撮影する際は、スマホの下部をまず固定させて、カメラ側を指で押さえながら少しずつピントを合わせると撮影しやすいです。

3.観察対象に対して平行に撮影
なるべく観察対象に平行になるようにするとピントの合う範囲が広くなります。撮影しながらスマホの角度を変えたりスライドさせたりしてみて下さい。
なお、X30 はセット品のリングをレンズに装着するとピントが合わせやすいです。
専用アプリの使い方
専用アプリの使い方
1.i-Seeingのダウンロード

◆Androidアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.linj
◆iOSアプリ
https://apps.apple.com/jp/app/i-seeing/id926099814
※専用アプリi-Seeingは、スマホ機種やOSのバージョンによっては、動作しない場合や一部機能をご使用頂けない場合がございます。
※標準カメラアプリや他社カメラアプリでもミクロハンターレンズはご利用頂けます。なお、他社カメラアプリを利用する場合、下記の機能が付いたものをおすすめします。
・撮影中もライトを手動でONにできる
・使用撮影レンズを手動で切り替えられる
詳細は「よくある質問」をご確認ください。
2.機能の説明


複数のカメラレンズが搭載されたスマホでは、i-Seeing上で使用するレンズを切り替えできます。変更したい場合は、下画像の赤矢印のボタンをタップしてください。

「camera.auto」・・・標準レンズ
「Telephoto」・・・望遠レンズ
※使用するレンズを切り替えた場合、ミクロハンターレンズも取り付け直す必要があります。
3.スケールバーの校正(キャリブレーション)
スケールバーを使用する際は、正確な長さを表示させるために、校正を行ってから使用します。




専用アプリの使い方を動画で見る
(2分19秒)
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レンズのリフレッシュ方法
レンズのメンテ方法
よくある質問

専用アプリに関するご質問
Q. (専用アプリ i-Seeing)Androidスマホを使用してますが、カメラボタンに触れると、アプリが落ちてしまい使えません。
A. スマートフォンの「設定」から、アプリ→「i-seeing」を選択し、カメラへのアクセスを許可してください。
Q. (専用アプリ i-Seeing)Androidスマホを使っているのですが、倍率が表示されません・・・
A. Android版では、機種によっては倍率アイコンが一つ、または二つしか表示されない場合がございます。
倍率のアイコンが一つしか表示されない場合、押した状態から押していない状態に戻すには、一度アプリを落とし再度開いてください。
なお正確な倍率を表示するには、マイクロルーラーを使用し、キャリブレーション(校正)を行う必要がございます。
Q. (専用アプリ i-Seeing) i-Seeingの画面を確認しましたが倍率が48,96,144,240xの4種類しかありません。800倍にはならないのですが、どうすれば最高倍率にできますか?
A. 倍率の表示が正しくない可能性があります。
下記の方法で「倍率表示」を正しく変更してください。
1.アプリを起動。左上の歯車アイコンをタップ。
2.モバイルケースに印字されている「キャリブレーションコード」を入力し、チェックマークをタップ。
3.説明動画を参考に、マイクロ定規Mを使用して正しい値を入力します
4.右上のチェックボタンを押すと、倍率表示が変更されます。
撮影に関するご質問
Q.ピントが合いません
A.ミクロハンターは顕微鏡レンズとなりますので、観察対象にかなり接近させて使用します。撮影距離ですが、X30は約4mm、X100とX100Pは約0.2mmとなります。
Q.持っているスマホでは撮影中ライトが点灯できませんがどうすればいいですか?
A.「常時フラッシュ点灯」「レンズの手動切り替え」ができるマニュアル機能に特化したカメラアプリのダウンロードがおすすめします(詳しくはこちらをご確認ください)。なお、標準カメラアプリでも、動画であれば撮影中もライトを点灯できる場合があります。
Q.カメラレンズが複数あり、標準カメラアプリですとズーム時に自動でレンズが切り替わってしまいます。どうすれば良いでしょうか?良いアプリがあったら教えて下さい。
A. 今回はミクロハンター専用アプリを使わない方法をお伝えします。OSによって以下のいずれかをお試しください。
【iPhoneの場合①】
標準アプリを使う方法
下画像のように設定で「カメラをロック」をONにし、録画しながら動画で観察すると、ズームをしても勝手にレンズが切り替わりません。
(設定→カメラ→ビデオ撮影→カメラをロック)

【iPhoneの場合②】
他社カメラアプリを使う方法
※動作保証はできません
★Mカメラ(無料・App内課金あり)
「撮影中のライト常時点灯」「使用レンズの固定」ができる事を確認しています。無料版は標準レンズのみ使用できますが、オプション料金を払うとレンズの手動切り替えができるようです。

(ダウンロード:https://apple.co/3mUa167)
★MyCam(有料)
2023年3月時点では、iPhone12 pro にて「レンズの手動切り替え」「撮影中のライト常時点灯」ができる事を確認しています。

(ダウンロード:https://apple.co/40ajx35)
【Androidスマホの場合】
Andoridの標準カメラアプリでも動画モードだとライトを常時点灯させて撮影ができる場合が多いです(動画撮影中に写真を撮影できる機種も多いです)。ただ標準カメラアプリの場合、ズームをすると勝手にレンズが切り替わってしまう場合がございます。その場合は他社カメラアプリの使用をおすすめします(※動作保証はできません)。
★HDカメラ(無料)
「撮影中のライト常時点灯」ができます。また使用できるレンズは標準レンズのみですので、勝手にレンズが切り替わりません。

(ダウンロード:http://bit.ly/3FkVAOU)
※HDカメラのライト点灯方法
1.雷アイコンをクリック

2.常時点灯アイコンをクリック。画像のようにバグでアイコンが消えている場合は、矢印のあたりの黒い部分をクリックしてみて下さい。

Q.高い倍率でも綺麗に撮影するコツは?
A.綺麗に撮影するポイントで最も大事なものは「光」です。十分な光量を得られるように工夫することで、綺麗に撮影できます。光量が不足すると画像が暗くなるだけでなく、ノイズの入った荒い画像になりやすいです。
またmicroHunter X100は、観察対象がなるべく平らなものである必要があり、場合によってはプレパラートの使用をおすすめします。
なお、高画質なカメラを搭載しているスマホほど高い倍率で綺麗に撮影できます。
Q. ボケてなかなかピントが合いません。 観察対象からどのくらいの距離で撮影すればいいでしょうか?
microHunter X100の撮影距離は約0.2mmです。そのため、スライドガラスと標準のカバーガラス(厚み0.17mm)を用いた場合、レンズが軽くカバーガラスに接触するくらいがちょうど良い撮影距離になります。
一方、microHunter X30の撮影距離は約4mmです。そのため、多少凹凸があるものも観察しやすいです。またセット品のリングを装着するとピントが合わせやすいです。
なお撮影のコツとしては、なるべく観察対象に平行になるようにするとピントの合う範囲が広くなります。撮影しながらスマホの角度を変えたりスライドさせたりしてみて下さい。
Q.複数のレンズがあるスマホでは、どのレンズを使用するのがおすすめですか?
超広角レンズはケラレが発生するため、おすすめしません。基本的には標準レンズ(広角レンズ)を使用します。望遠レンズに手動で切り替えられるスマホでは、望遠レンズの使用もおすすめです。望遠レンズでは、視野が狭くなりますがより倍率の高い撮影が可能です。
製品に関するご質問
Q.X100PとX100の違いは何ですか? X100PがあればX100は必要ありませんか?
A.結論から申し上げますと、普通の光学顕微鏡観察と偏光顕微鏡観察の両方をしたい場合は、ミクロハンターキットLite(X100、X30のレンズが入っているキット)とミクロハンターキットPL(X100Pが入っているキット)のどちらも購入する事をおすすめします。X100とX100Pの違いについては詳しく知りたい方は、下記の動画をご覧ください。
Q.レンズは水に濡らしても大丈夫ですか?
A.多少濡れても大丈夫ですが、レンズを水にさらす事はおすすめできません。レンズが濡れた場合はしっかりと自然乾燥させてください。